冬菜かしこの「のんびり ゆっくり 親孝行」の日々

70歳代後半の親と50歳代前半の娘のゆるい介護のような親孝行の記録です

母の洗濯機えらび

こんにちは、冬菜かしこです。

今日は雨がしとしと降る一日でした。

 

明日は予定があるので、母に連絡して、

木曜日の今日、実家に行きました。

「歯医者の予約を入れているけど、まあいいよ」

とのことでした。

 

その言葉通り、朝の10時くらいに到着すると、

すぐに「今から歯医者行ってくるから、これやっておいて」

と父と出かけていきました。

母の歯医者かと思いきや、実は父の方でした。

母の歯医者も、父の歯医者も、

どちらにしても母の付き添いが必要です。

車を手放した今、移動手段は限られます。

特に雨の日の今日は、「自転車と歩き、どっちにしよう」

と言っていました。

結局、「雨で自転車が滑ったら危ないから、歩いて行ったら?」

との私の助言を受け、父と母は歩いて10分ほどの歯医者に行きました。

 

その間お留守番の私には、

母の買った新品タオルや下着の値札の糸をハサミで切る、

という宿題が出されていたのですが、

持参したお花が痛まないうちにと思い、

ひとまずお花を花瓶に生ける方を先にしました。

 

水を入れた花瓶が重いらしいので、

100円ショップで購入した安価な花瓶。

もし母が落として割っても、全く動揺しないですむ値段の花瓶。

安価なものですが、それでも母がずっと使っているようで、

そのことがちょっと嬉しかったりします。

 

その後、頼まれていたタオルや下着の糸を、

パッツンパッツンと切っていきました。

でもそれもすぐに終わったので、次は何をしようかと思っていると、

ほどなくして父と母は帰宅しました。

「早かったね」と声をかけると、

「今日はね、早かった」と母が明るい声で答えてくれました。

 

なんとはなしに、母となんでもない話をし、

なんとはなしに、今日はなぜか機嫌のいい父の手をさすり。

さて、今日はこれから何を手伝おうかと思っていると、

母が思い出したように話しかけてきました。

 

「今日は洗濯機の交換にいくのよ、ついてきてほしいのよ」

とのこと。

車がないのでタクシーで行くようですが、

どういうことだろうかと話を聞いてみると、

先日兄の帰省の際に、電気店で洗濯機を購入したそうなのですが、

「10kgの洗濯機は大きいから、深さがあって。

もうちょっと小さいのにしたい」

とのことでした。

「一週間以内に交換しないといけないらしい」との母の言葉で、

急にタクシーで電気店に行くことになりました。

 

大きな大きな電気店で、ずらりと並ぶ洗濯機。

40台ほどは並んでいました。

「この中から、母一人で決めるのは無理だろうな」

と思うほどなので、

私が付き添うのは、仕方のないことだなと思いました。

 

洗濯後の洗濯物を取り出すのに、深さがると取り出すのに苦労するとのことで、

中があまり深くないものを中心にみていきました。

私ひとりでは「中が深くないもの」という予測などたたないので、

「やはり気が付かないことがあるのだな」と改めて思いました。

そして、もっと想像力を働かせて、母のお手伝いをしたいなと思いました。

 

結局母が選んだのは、私の家で使用している

「日立のビート・ウオッシュ 8kg」でした。

私が「これ絶対いいよ!」と勧めたこともあるでしょうが、

最終的には「何となく、使いやすそう」と母が自分で決めたみたいでした。

確かにこういう買い物載って、条件も大切だけど、

ピン!ときた、というのも大事なのかもしれませんね。

 

11時半に家を出て、帰ってきたのが13時半頃なので、

約2時間のおでかけでした。

電気店ではかなり店内を歩いたので、

結構疲れました。

それでも、「やっぱり、一人で来なくてよかった。決まらないもの」

と母が喜んでくれているのを見ると、

付き添って良かったと思いました。

 

その後、私の持参したちくわの磯部揚げと茹でブロッコリー

母の作った牛肉とコンニャクの肉じゃがで、

お昼ご飯としました。

母と私はお互いに、料理を分け合ったので、

お互いにおいしいねと言い合って、

楽しく頂きました。

 

昼食後、のんびりしていると、帰宅時間が迫ってきたので、

母が「コーヒーでも飲んで帰る?」と聞いてくれました。

折角なので、クッキーとコーヒーを頂いて、

母と父とおしゃべりをしました。

たわいもないおしゃべりで、

母は愚痴を言ったり、

父は陽気にわっはっはと笑ったり、

賑やかに過ごしました。

 

特にどうということのない平日の昼下がり。

つい先日徘徊したのが、嘘のように父はごきげんで、

「次は子供を連れてきたらいいよ」

と言ってくれました。

母は父のお世話にうんざりしている様子でしたが、

それでも今日は二人とも、声を出して良く笑う日だったように思います。

 

それは、新しい洗濯機が来る楽しさのせいなのか。

単純にたまたま機嫌のいい時だったからなのか。

 

どちらにせよ、たくさん笑った今日のような日を、

一日でも多くかなえられたらいいなと思います。

そのために何が出来るのか、考えていこうと思います。

私の力など小さいけれど、

それでも、それが集まれば大きな力になると信じています。

 

明日も素敵な一日になりますように☆