冬菜かしこの「のんびり ゆっくり 親孝行」の日々

70歳代後半の親と50歳代前半の娘のゆるい介護のような親孝行の記録です

ドタキャンの電話

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こんにちは、冬菜かしこです。

今日は朝日がきれいでした。

でも朝の青空が、午後には一面の曇り空に代わり、

夕方にはまた青空が戻るという、忙しい天気の一日でした。

 

今朝は実家のお手伝いに行く予定で、

家事をバタバタと済ませていたのですが、

娘の通う小学校から突然のお電話がありました。

 

「娘さんのクラスは、今日から三日間は学級閉鎖です。

お手数ですが、迎えにきていただけますか」とのこと。

「すみません、すぐ行きます」とお返事をして、スマホを見ると、

確かに小学校からメールで連絡が入っていました。

 

昨日の夜のメールを確認していなかったため、

娘を登校させてしまっていました。

 

今日から三日間自宅待機と言うことは、

娘と一緒に自宅で過ごさなくてはならないということ。

「塾も控えてください」とのメールの内容なので、

当然、娘を連れて、バスと電車を乗り継いで、

実家に行くことはできません。

 

今日の11時には教習所に向けて出発する予定だろう実家の母。

早めに連絡すべきだろうと思い、

すぐに「ドタキャンの電話」をすることにしました。

 

「娘の学級が三日間の学級閉鎖になったの。

娘を連れて実家に行くことも、

娘を一人で家において、私だけが実家に行くこともできないし。

悪いけど、教習所は今週の金曜以降にするか、

今日行くなら〇〇ちゃん(妹)に来てもらえないかな?」

 

やむを得ないとはいえ、足を痛めている母に、

ドタキャンの電話をすることは大変申し訳ない。

 

でも母の返した言葉は、

「ああ、いいよ」

との即答でした。

 

「最近寒いし、あんたも無理しなさんな。

こっちのことは、大丈夫だから」

私の事を気遣う言葉までありました。

 

「ごめんね。金曜日は必ず行くから」

と私が言うと、

「無理しなくていいよ」

とのこと。

 

電話はほんの1分か2分。

すぐに自転車で小学校に向かいながら思いました。

「かなわないな」と。

 

今日、教習所に行きたかったはずなのに。

私の事をあてにしていたはずなのに。

 

「あら、それは困ったわ」ととまどったり、

「仕方ないね」とため息をついたり、

「どうしようか」と困惑したり。

 

そんな愚痴を何一つこぼさず、

1秒の迷いもないほど、

あっけないほど、すんなりと受け入れていました。

 

「全くかなわない」

 

どんなに私が年を重ねても、

同じように母も年を重ねていく。

 

どんなに私が人生経験を重ねても、

同じように母も人生経験を重ねていく。

 

どんなに、どんなに、

追いかけても、追いかけても、

届かない存在なのだと痛感しました。

 

「お母さんには、到底かなわない!」

そう思いながら、多分私は笑顔になっていたと思う。

お母さん。

これからも、よろしくね。

 

明日も楽しい一日になりますように☆