冬菜かしこの「のんびり ゆっくり 親孝行」の日々

70歳代後半の親と50歳代前半の娘のゆるい介護のような親孝行の記録です

6月の入院、経験から学ぶ

こんにちは、冬菜かしこです。

今日も真夏らしい暑い一日で、クーラー部屋を出ると汗が噴き出ます。

 

さて、ここ2か月程、当ブログを休んでいました。

理由は6月最初に右肩を打撲して、それをかばって生活していて腰を壊し、

6月半ばから9日間ほど緊急入院していたからです。

(詳細は姉妹ブログ、『冬菜かしこの「ジムと畑とボランティア」の日々』

 にて説明をさせていただいています)

でもまた今日から、このブログにて、色々なことを綴っていきたいと思っています。

よろしくお願いいたします。

 

さてさて、入院中は腰が痛くて痛くて。

圧迫骨折を経験している実家の母に電話して、

何度も何度も話を聞いてもらいました。

母は自分の経験をもとに、励ましの言葉やら、分かるわーといった賛同やら、

たくさんのお話をしてくれました。

何より、「ピキーン、という激しい痛み」について、

「死にそうな痛みだよね」と二人で痛みの度合いを確認できたときに、

「一番欲しかった言葉は、これだよ」と思いました。

経験した人にしか分からない言葉。

でもどんな言葉よりも胸に突き刺さる言葉。

分からないことを「分かる」と言わず、

分からないことは「分からないけど」という母の正直さが、

私の弱った心にしみてきて、

ああ、母が元気でいてくれてよかったと、思いました。

 

電話で話をして、痛みを分かち合ってくれた後、

私が電話を切る直前に母に欠けた言葉は、

「長生きしてね、お母さん」でした。

母は、からからと笑い、

いつものおおざっぱな声で電話をおえました。

昔から泣き虫な私と違い、

昔からずっと、何事にも動じない母。

いつも母を支えている気でいたのにと、

そんな風に思っていたのに。

実は私が母を頼りにしたのだと、

思い出したりしました。

 

入院前は毎週一回は実家に行き、

家事手伝いをしていましたが、

正直、どのくらい役に立っているのかはわかりませんでした。

でも、今回2か月以上も行けてなくて、

それでも母はきちんと生活できていて、

「やはり私の手伝いなど、微々たるものだったのか」

とも思っていたのですが。

先日、実家の母に電話して「8月は小学生の娘を見ないといけないけど、

9月になったらまた、毎週一回は実家に行って手伝えるから」

と伝えると、母は「ああ、そう」と少し明るい声で返事をしてくれました。

その声で、私は、気が付きました。

「ああ、喜んでいるのだな」と。

 

何事も耐えて、我慢強い母です。

少々の事では動じません。

それでも私の訪問を喜んでいるということは、

私の毎週の家事手伝いは役に立っていたようです。

そうならば。

また9月から張り切っていくしかありませんね。

8月は二人娘と主人と4人で顔を出し。

9月からは私一人で家事手伝いにいそしみましょう。

 

今回の入院は「ぎっくり腰(重度の筋膜損傷)」だったけど、

母の「圧迫骨折」の辛さが分かるぐらいの、

激しい痛みだったから、

母とそういう腰痛のお話ができそうです。

どのような家の中の配慮をしたら、

これ以上けがをしなくなるかも、一緒に考えていけそうです。

私も腰痛の経験者なので。

 

そして、入院中の隣のベットのおばちゃんが、

人工関節の手術をしている人だったので、

その話もしてあげたいです。

80歳を過ぎて体力が落ちたら、なかなか手術をするのも難しいと、

教えてもらったりしたのです。

78歳の母もそろそろ、真剣に考えるべき時なのかもしれません。

そのおばちゃんが車の運転をしていると聞いたので、

母ももう少し出来るかもしれないと、

少しだけ思って見たりします。

雨の日は自転車では、転ぶと骨折しそうで怖いのです。

 

約2か月も実家に対して何もできず、

自分のふがいなさを痛感していました。

それでも今回の6月の入院を経て、

私にはいろいろな気づきがあったのも事実です。

 

母の腰の痛みを私も感じて、理解できた。

人工関節の人の話を聞くことができた。

マイナスばかりだと嘆いていては、

何も得るものがありません。

せっかく痛い思いをして、辛い思いをして、

家族に迷惑をかけて、入院したのです。

ここから何かを学ばなければ、全くの損だけです。

そんなのは、望みません。

この入院経験を生かして、今まで以上に周りの人に、

何かを与えてあげられるようにしたいと、

そんな風に思っています。

 

私の6月の入院は、とっても痛い経験でしたが、

とても貴重な経験でした。

きっと何かのプラスにしたいと思います。

 

『転んでもただは起きぬ』

私の大好きな言葉です。

 

明日も楽しい一日になりますように☆